加賀友禅作家、下村利明の友禅世界

加賀友禅着物、黒留袖をご紹介します

 黒 留 袖

下村利明加賀友禅着物のご紹介

  黒留袖は、裾に模様を配した地色が黒の着物です。
  お嬢様、ご親戚のご結婚の際、お母様も主役のお一人となります。
  その幸せな瞬間を格調高く演出する着物です。

黒留袖―垣根の庭

黒留袖 垣根の庭

 松竹梅を中心とした図柄に日本の美意識の一つである空間の美しさを表現できればと考え、
小さな庭の景観を垣根を全体に配して描いた黒留袖です。
  空想の世界ですが、着姿のポイントとなる部分には特に力を入れて制作しました。

黒留袖―夫婦鼓

黒留袖 夫婦鼓

 若向きに、大きな牡丹の花と二つの鼓を題材にした黒留袖です。
 二つの鼓には、夫婦の円満の祈りを込めています。周りを囲んでいる花が二つの鼓を支えて祝福しているイメージで制作しました。
 そして帯状の花紋を配して全体を一つに結びました。

黒留袖―小書院

黒留袖 小書院

 日本建築の粋の一つである欄間や床の間での装飾を中心に、松竹梅を配しました。
 構図を何よりも先に考えたうえで、黒留袖としての重厚感の中に粋な空間を表現できればと花柄と背景との調和を工夫して制作しました。

黒留袖―詩仙堂

黒留袖 詩仙堂

 私が訪れて最も感動した場所の一つである京都詩仙堂の柄です。
 大好きな場所で、何度となく足を運びました。
 小規模ながら、四季を通じて絶えることなく咲く様々な花の配された奥ゆかしい庭園。
それを自分なりに図案化し思いを表現してみた黒留袖です。